フィラリア・ノミダニ予防のお知らせ
フィラリア予防は4月~12月の9ヵ月間、ノミダニ予防は1年を通して行うことが望ましいです。ノミダニ駆除・予防薬の詳細や料金は本ページの下部をご覧ください。
ノミダニについて
わんちゃん・ねこちゃんの皮膚に寄生する寄生虫として、ノミ、マダニ、ヒゼンダニ、ミミヒゼンダニなどが日常的に見られます。寄生虫感染による症状は、無症状のものから、皮膚炎、貧血などを起こすものもあります。
ノミについて
皮膚に寄生して血を吸う寄生虫で、日常的に見られます。皮膚炎やアレルギーを起こすだけでなく、多くの病気の媒介となります。たくさんのノミに寄生されると貧血を起こすこともあります。ノミ自体よりも、皮膚についた黒いノミの糞で見つかることが多いです。ノミの糞とそれ以外との見分け方として、濡れたティッシュなどに置いた際、置いたものの周りがじわじわと赤くなってきた場合はノミの糞ですので、早めに対処しましょう。
ダニについて
ノミと同じく、皮膚に寄生して血を吸う寄生虫です。目の周りや耳で見つかることが多いです。ダニは主に屋内で見られ、目に見えないほど小さくなかなか気付くことができません。一方、マダニは屋外に生息しており比較的大型で、草の先などで待ち伏せして通りかかった動物に寄生します。見た目は小さなクモのような形をしていますが、血を吸った後は小豆大まで大きくなります。マダニは吸血時、くちばしを皮膚に突き刺して吸血します。もし見つけた場合でも、無理に引っ張るなどせずに当院までご相談ください。無理に引っ張ってしまうと体内にくちばしが残ってしまいます。ダニも皮膚炎や病気の媒介が問題となっており、近年ではマダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が話題になりました。この病気は、わんちゃん・ねこちゃんを通して飼い主様にも移る可能性があり、最悪の場合は人間が死に至ってしまう恐ろしい病気です。わんちゃん・ねこちゃんのためだけではなく、飼い主様のためにも予防はしっかりしておきましょう。
ヒゼンダニについて
ヒゼンダニの感染によって疥癬(かいせん)という皮膚病が引き起こされます。非常に激しい痒みが生じ、夜も眠れない様子が見られる場合もあります。赤い発疹やフケ、かさぶたの発生も特徴です。
ミミヒゼンダニについて
耳ダニとも呼ばれ、わんちゃん・ねこちゃんの耳の中に寄生します。非常に痒みが強く、しきりに耳を掻いたり頭を振ります。黒っぽいかさかさした耳垢がたまってくるのも特徴です。
予防期間
室内飼いの場合、室温が一定に保たれているので冬場も予防を行ったほうが良いでしょう。ノミが繁殖するには気温が13℃以上あれば十分なため、室内では繁殖と寄生を繰り返すことができてしまいます。よって、予防は1年を通して行うことが望ましいです。
当院で処方できるノミダニ駆除・予防薬/料金
当院では飼い主様にご希望のお薬を提供できるよう心掛けておりますが、いずれもメーカー発注品のためご来院時に在庫がない場合もありますのでご了承ください。事前にお電話いただければ在庫有無・入荷予定などお調べできますので、お気軽にお問い合わせください。
※現金割引適用後の料金となります。
※消費税込みの料金となります。
※料金は予告なく変更する場合があります。